選手1人・1人個性を伸ばす 継続は力なり
edit 2019.04.25

野球心水口です。

現在では、野球でも暴力・暴言いろいろな話題で

ネットに取り上げられています。

 

確かに行き過ぎた行為は良くないと思います。

子供たちが明らかに違った方向に行っている時は

注意してやることは、必要なことだと思います。

 

注意というか・言って聞かせるというか。

この部分は、指導力になってきますよね。

 

私の好きな言葉に

やってみせ、言って聞かせて、
させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず。

 

エピソード1に

チーム立ち上げて3年でどうして優勝できたの?

この質問が来てます。

 

エピソード1で取り上げた言葉です。

★子供たちが指導者に対して真剣な気持ちでついて行けるか

この言葉の意味を1つ説明します。

 

兵庫夙川ボーイズを立ち上げて

1年目

個々の選手を見て

素材はいいのだが、フォームはバラバラの

選手が大半でした。

 

彼らは、2年生から入団という形になりましたので

時間がありませんでした。

 

短い期間での勝負

頭フル回転ですよね。

 

骨格・体力・体の使い方がそれぞれ異なるから

この選手達1人1人に教えるのは時間がかかるけど

それを教えるのが、指導者の役目だと

コーチに伝えております。

 

ここでは1人の選手の話題に入りますね。

 

体は細く・言葉もぼそぼそ・体力もありそうではない。

最初、野球心でのレッスンを見た時の第一印象です。

 

聞いたところ他のチームにいたときはレギュラーに

なれるかどうかということでした。

 

おまけに右ひじ痛。

 

彼には、バッティング時、

投手寄りの腕1本だけで打つことと

 

野球心練習法での、1つの部分を

意識させる事を、やらせました。

 

彼は、このチームでうまくなりたい

活躍したいという気持ちで、門をたたいた1人です。

私たち指導者に対して純粋な気持ちで

指導法に耳を傾けていました。

 

素直な心を持っている選手は必ず伸びます。

 

 

3か月後、右ひじ痛も良くなり、バッティング再開

両手でバッティング練習を、見た時、驚くほどの成長。

 

この子は行けるとコーチ陣に伝えたところ

 

みんなポカンとした表情。

 

えっ

 

水口さんなに言ってるんやろ

 

 

この言葉は、

彼がこのチームで4番を打った時に

実は当時は、コーチみんな言ってましたよ

聞きました。

 

そーなんです。

 

彼らの最後の大会

兵庫夙川ボーイズが、兵庫県で優勝したときには

彼は、4番を打ったんです。

 

【入団時、彼が行った行動】

1つの伝えられた練習法を、黙々と真剣に

行っておりました。

右ひじ痛だったので

投手寄りの片手バッティング練習を

必死にやっておりました。

 

 

継続は力なり

 

いい言葉がありますよね。

 

子供たち・私たち大人もそうですが

継続することは非常に難しい。

何か違うことをやりたくなる。

 

その通りだと思いますが。

 

彼は、継続して行える才能があったのです。

 

私は

野球はある日突然うまくなる、

 

アッこれか

 

という瞬間があると伝えてます。

 

その前提には

 

何回も何回も失敗を繰り返して

何回も何回も継続した選手にだけ

分かることやで

と伝えてます。

 

野球を教える指導者として

みんなにうまくなってもらいたいという

気持ちだけで野球心スタッフ同様

行っております。

 

長い文章ですいません。

補欠候補でも

継続する力があれば、成長することを

伝えたかった 水口でした。

 

彼のバッティング動画です。

トップからのバットのでかた

注目してください。

 

 

 

芯にあてるミート率の高い選手です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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プロフィール

水口栄二(みずぐち えいじ)

松山商業高校から早稲田大学人間科学部スポーツ科学科に進学。松山商で主将として1986年の夏の甲子園で準優勝に導く。この大会で、大会安打最多記録の19安打を記録。未だにこの記録は破られていない。早大では1年生のときから遊撃手のレギュラーを獲得し、4年生時には第80代主将としてチームを15シーズンぶりのリーグ優勝に導いた。

ドラフト2位で近鉄バファローズに入団。2007年の引退まで主に二塁手として活躍。2001年の大阪近鉄バファローズの12年ぶりのリーグ優勝では、不動の2番セカンドで貢献した。粘り強いバッティングが持ち味だが、僅差の2位で迎えた9月17日の対西武戦での松坂大輔からの決勝打や、同年の日本シリーズ第2戦の同点ホームランを放つなど、ここ一番に強いプレーを見せた。2006年に1500試合出場を達成。

引退後は打撃コーチとして、坂口智隆・T-岡田・バルディリスなど数々の選手をオリックス・バファローズに欠かせない戦力に成長させた。

コーチ退任後、有料会員制の野球教室「水口栄二の野球教室 野球心」を開講。少年野球チームや個人への出張指導、トレーニング器具開発にも乗り出している。

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